床下エアコンを効率よく働かせる方法

床下エアコンに関する記事の閲覧数が日を追う毎に多くなっています。
それに伴って、問い合わせも多様化しています。
「やってみたけど、うまく働かない」というのは良く聞く質問ですが、
「《そよ風》や《そよ換気》と組み合わせてうまく使う方法は無いですか?」
などといった質問を受けることもあります。

そこで、今回は、床下エアコンを、効率良く使う方法を記事にしたいと思います。

床下エアコンを効率良く働かせる方法のポイント

 
1.床下エアコンの吸込口に空気を送り込む
2.熱交換換気の吸気ダクトの空気を、床下エアコンに連動させる
3.熱交換換気扇を利用する場合には、切替吹出口を配置して、バイパス経路を作る
4.床下エアコンに《そよ換気》を連動させる。
5.24時間換気と太陽熱利用と床下エアコンの連動

床下エアコンの吸込口に空気を送り込む

エアコンの構造は、単純に言えばヒートポンプによって暖められた(あるいは冷却された)冷媒を熱交換コイルに通し、暖気(冷気)を生み出し、ロータリーファンで温風として吹き出すという構造です。
エアコンの効率は、このコイルを通過する風量によって決まります。

当然のことながらエアコンを密閉して、吸い込み量が不十分だと、途端に効率が悪くなってしまいます。
逆に言えば、エアコンの吸込口に風を送り、その周囲をプラス圧にできれば、熱交換コイルを通過する風量が増えて床下エアコンを効率良く働かせることになります。
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床下エアコンの上部を箱を作って覆い、上にダクトを設けて、ファンを配置することによって、床下エアコンの周囲をプラス圧にすることができます。
ダクトの先端は、最上階の天井付近まで持っていけば、上から吸気して、床下から吹き出すことになるので、家全体の空気を循環させることができて、室内温度の均一化を図ることも可能です。
エアコンを密閉することで、赤外線を使うリモコンなどは使えなくなってしまいます。間違いだらけの床下エアコンで推奨している三菱電機の霧ヶ峰を採用し、有線リモコンを配置しておくことも必須になります。
ダクトの先端につけるファンですが、なんでも構いませんが、300m3/h以上の能力があるものを選定した方が良いでしょう。
ダクトもまたなんでも構いませんが、送風音が気になる場合には、グラスウールダクトを利用することも一つです。

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グラスウールダクトは、その柔らかい素材が送風音を吸収してくれる性質があります。

環境創機でも、グラスウールダクト外径250φですっぽりと収まる送風ファン ハイパー19を販売しています。こちらを採用していただければ、送風音を気にせずに使用することが可能です。

熱交換換気の吸気ダクトの空気を、床下エアコンに連動させる

ロスナイなどの、24時間熱交換換気扇の設備を床下エアコンと併用する場合、吸気側の出口を、床下に配置したら、床吹出口を共通の出口として、利用できると考える方は多いと思います。
この方法の欠点は、24時間熱交換換気扇の吸気により、床下がプラス圧となり、床下エアコンの空気を押し戻す結果になり、結果エアコンの効率を下げてしまいます。
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その対処方法は、熱交換された後の吸気ダクトの先端を、床下エアコン上部の箱(チャンバー)に配置することです。
この方法であれば、熱交換された後の外気をエアコンで加熱することで、床下エアコンの効率を向上させると共に、床下の吹出口を通じて換気を図ることが可能です。
ただ、この方法は一つ問題があります。それは、エアコンが作動している時は良いのですが、作動していない時には、エアコンが空気の抵抗になってしまい、吸気ダクトの空気をうまく床下に流すことができなくなってしまいます。
この問題点を解消するには、床下エアコンに連動させて空気流路を切り替えることができる、電動切替吹出口を使い、必要に応じて、床下エアコンに続くチャンバーへの経路と床下に直接送風する流路を切り替える製品を採用することが考えられます。
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只今開発中の、霧ヶ峰連動ボックスを使えば、簡単に連動して、流路切り替えを行うことができます。

《そよ換気》を床下エアコンに連動させる

さらに進めて、太陽熱で温めた空気を床下エアコンに送り込む方法を考えてみます。《そよ換気》の集熱面の作り方は、金属屋根を30mm浮かして通気層を作り、その下を通過した空気を引っ張ることで暖められた空気を作り、床下に送り込むものですが、先程と同様の方法で暖気を床下エアコンに送ることで、床下エアコンへの入口空気を温めてからさらにエアコンで加熱して、送ることが可能です。
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太陽光発電を屋根に搭載する場合など、屋根からの集熱温度が損なわれることを心配するかもしれませんが、たとえ太陽光発電を屋根面積の80%程度に敷設しても、余剰の20%程度の集熱面積があれば、30~40℃程度の温度を作ることは可能です。
《そよ換気》には、新たに床下エアコン連動モードを搭載しました。集熱していない夜間の時間帯には自動的に循環運転に切り替えるので、エアコンの効率を高めて利用することも可能です。


 
「床下エアコンを効率良く働かせる方法」はいかがでしたでしょうか?環境創機の製品を利用することで、床下エアコンの世界を広げることが可能です。その他、「こんなふうに使ってみたい」などのリクエストがあれば、何でもご相談ください。