《そよ風》のお手入れ・点検方法

《そよ風》のメンテナンスと点検

《そよ風》は、建物と一体となっており、単純な仕組みで構成されていますので、比較的故障する部分も少ないシステムです。
しかしながら、全くのメンテナンスフリーのシステムでは無く、他の空調機器と同様に、お手入れや点検をしないと常に快適な室内環境を保ち続けることはできません。
住み続けるにつれて、室内外のホコリなどは機器に付着して、本来得られるべき効果を減じたり、機能しなくなったりするおそれがあります。
また、台風や積雪など、自然災害などによっても、機器が損傷するおそれがあります。
機器の点検方法やメンテナンスを知り、適切に対処したりお手入れすることで、効果を保ち、製品の寿命を延ばすことができます。

メンテナンスについては、フィルターの交換など、お施主様自身で行えるものと、施工工務店に依頼しておこなうものの2種類があります。
点検については、一定期間毎に行う定期点検と、自然災害の発生に応じて都度行う臨時点検の2種類があります。

メンテナンス・点検費用

メンテナンスや点検を施工工務店に依頼される場合、有償となる場合がございますので、費用については、前もって施工工務店にご確認ください。

定期点検と臨時点検

《そよ風》の点検方法は、一定期間毎に、行う定期点検と、特別な状況に際して、臨時に行う点検の2種類があります。

定期点検・・・一定期間毎に行う点検方法です。施工工務店に依頼して、1年経過時及び、3年、5年・・・と2年毎に定期的に点検されることをおすすめします。
臨時点検・・・地震・雷・積雪など自然災害などがあった時や、動作に異常を感じたときに行う点検です。

《そよ風》は自然に応答して自動運転するために、機器に不具合が生じても長期間故障に気づきにくいときがあります。
故障したまま放置しておくと、過熱や結露が発生しやすくなり、《そよ風》のシステムをはじめ、建物本体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
定期点検と臨時点検を行うことで、不具合を早期に発見し、《そよ風》の動作を正常に保つことを心がけてください。

臨時点検項目

事象

点検箇所

注意点

台風

ガラス付集熱面・排気口

強風により、ガラス付き集熱面に異常が出ていないか、排気口から雨水が侵入して雨漏りを起こしていないか点検します。

積雪

ガラス付集熱面・切替ユニット・集熱チャンバー

強風により、ガラス付き集熱面に異常が出ていないか、切り替えユニットや集熱チャンバーが変形していないか点検します。

地震

ガラス付集熱面・切替ユニット・集熱チャンバー・ファンユニット・GWダクト

地震により、集熱面、切替ユニット、集熱チャンバー、ファンユニット、GWダクトに変形や脱落などが生じていないか点検します。

制御盤

雷サージの影響によって、制御盤に故障が無いか点検します。

故障・不具合が生じた場合の対応について

点検やメンテナンスに伴い、あるいは御施主様自身の発見により、弊社が販売した《そよ風》の部材について、保証期間内に使用説明書等に基づいた、正常な環境及び正常なお取り扱いを行われた場合で万一故障した場合には、無償にて修理・部品交換等を行います。
但し、別途定める保証書規定に基づき、無償修理・交換の対象外となった場合は、有償での修理対応となりますのでご注意ください。
《そよ風》の部材以外の原因に基づいた《そよ風》の不具合については、施工工務店にご相談の上、必要な補修・修理を依頼してください。

弊社製品の生産中止後の取替パーツの供給可能な期間

弊社製品については、生産中止後の取替パーツの供給可能な期間を10年間とします。

メンテナンスや点検に対する環境創機の体制について

弊社製品についてご不明の点がございましたら、お問い合わせより、お問い合わせください。

環境創機では、メンテナンスや点検・故障修理に対しては、部材の修理・交換などの受付のみ行なっており、現地訪問を伴う、有償契約のメンテナンスサービスや、出張修理等のサービスは行なっておりません。
これらのメンテナンスや定期・臨時点検、また、修理・部品交換については、施工工務店に依頼してください。

製品毎のお手入れ・点検方法

製品別のお手入れ・点検方法
製品毎のお手入れ・点検方法については、こちらをご覧ください。