ご存知ですか?そよ風の時刻設定の方法

「制御盤の画面に『A00』というエラー表示が出ているんですが、故障でしょうか。」

と、そよ風制御盤CU-7シリーズをご利用の物件で、相談をいただくことがあります。
(00には二桁の数字が入ります)



↑この写真のように『A00』という表示と、『春・秋』のランプが点滅している状態のことなのですが、

これは、エラーではなく、‟時刻設定” の表示 なんです。

制御盤の丸いダイヤルボタンの下に、「室温設定/時刻設定(長押し)」と書いてありますが、
このダイヤルボタンを3秒間長押しすると時刻設定ができるようになり、『A00』という表示が出てきます。


『A00』の表示の時に、ダイヤルボタンを押すと『b00』という表示に切り替わります。
その後も、ダイヤルボタンを押すごとに、『b00』→『C00』→『d00』→『E00』という順番で表示が変わっていき、
『E00』の次にダイヤルボタンを押すと、棟温の表示に戻ります。

この『A』、『b』、『C』、『d』、『E』にはそれぞれ、

『A』 → 「西暦年の下2桁」
『b』 → 「月」
『C』 → 「日」
『d』 → 「時」
『E』 → 「分」

という設定が割り当てられています。

ということで、上の写真↑の『A22』は、「2022年」に設定されているということなのです。

この7セグメントの表示では、『A』の形が R にも見えてしまいます。
R に見えると、どうしても令和のRだと思い込んでしまいがちですが、
2022年(令和4年)を『A04』と設定してしまわないように気を付けてください。
『A04』だと、2004年という意味になってしまいます。

では、2022年4月28日午後4時30分に時刻を設定するには、
どのように設定したらよいでしょうか。

そうです!
『A22』→『b04』→『C28』→『d16』→『E30』と設定することになりますね。

時刻の数字を変える時は、ダイヤルスイッチを回します。
ダイヤルボタンの上に書いてある「+」側に回すと大きい数字に、「-」側に回すと小さい数字に変わっていきます。

それぞれの項目の2桁の数字の設定範囲は、以下の表のとおりです。

時刻設定が間違っていると、日ごろのそよ風の動作にも影響が出てしまいます。

例えば、時刻が12時間ずれて設定されていたとすると、
実際は夜なのに、制御盤は日中だと勘違いして、夜中に取入運転や排気運転を開始する、
なんてことが起きてしまうこともあるのです。

また、SDカードに記録されるデータの日付も間違ったまま記録されますので、
メンテナンスの時に正確な情報を得ることが出来なくなってしまいます。

あなたの家のそよ風の時刻設定は、きちんと設定されていますか?
一度確かめてみてください。

もしかしたらズレているかも、、、しれませんよ。