第12話 ≪そよ風≫はシンプル 2016-05-01 0 このように技術と工夫を積み重ねてソーラーシステムを進化させてきたけれど、奥村先生と同じくぼくも、このような技術の結晶を限られた人だけのものにすることには反対で、だれでも自由に使って ...[続きを読む]
第11話 花形のダンパーモーターとファン 2016-05-01 0 開発でたいへんだったことのひとつに、ダンパーモーターがある。 制御用モーターで有名なスイスのベリモ社の製品を使用している。 雷などでダンパーモーターが故障した場合でもダンパーが自重 ...[続きを読む]
第10話 心地いい設定温度 2016-05-01 0 制御盤づくりを進めていくうちに考えはじめたのが設定温度の概念。 奥村まことさんとも相談して、「室温+10℃」という設定になった。 住まい手が室温22℃の暖房をしているのに20℃の集 ...[続きを読む]
第9話 夏はどうする 2016-05-01 0 それまでの暖房の仕組みは、床下にファンコンベクターを入れたり、ストーブの煙突周囲から吹き降ろしたり、まったく別の暖房を使ったりしたものだった。 ハンドリング暖房が可能になったこと ...[続きを読む]
第8話 ぜいたくなコイルから生まれたトモス 2016-05-01 0 「お蚕さん」にはコイルが2つ入っていた。2つともお湯採り用のコイルだ。 夏の排熱がもったいないのでお湯を採る、しかもダブルで採ろうという考えだった。 当時はお湯採りには ...[続きを読む]
第7話 制御らしい制御 2016-05-01 0 ”お蚕さん”を導入した北海道の和田弘さんから「日中は集熱して順調だったが、翌朝になるとものすごく寒い」という連絡があり、すぐに奥村先生が釧路へ飛んで行った。 軒先から入った風 ...[続きを読む]
第6話 “お蚕さん”が桧舞台へ 2016-05-01 0 それが、1987年に奥村先生から「OMソーラー協会というのができてね。 友さん、ハンドリングつくるよね?」と言われたことから、販売するハンドリングボックスとして「お蚕さん」が初代と ...[続きを読む]
第5話 マイクロエアハンから”お蚕さん”へ 2016-05-01 0 奥村先生を中心にして1981年からはじまっていた「ソーラー研」に、ぼくもごくごく自然に加わった。 「ソーラー研」は建築家や研究者が集まって、太陽熱や自然エネルギーの利 ...[続きを読む]
第4話 奥村式ソーラーシステム 2016-05-01 0 住宅市場にこのような動きがあったちょうど同じ頃、木曽三岳奥村設計所ではごく原始的なソーラーの仕組みに取り組んでおり、そのころ公開されたばかりの形状記憶合金を使ったダン ...[続きを読む]
第3話 1970年代の省エネルギー技術 2016-05-01 0 丁度同じころ、1970年代の石油危機を契機として開発されはじめていた省エネルギー技術のひとつとして、小泉尚夫氏(当時東芝総合研究所勤務)が東芝住宅産業(株)からの依頼で ...[続きを読む]