OMソーラーファンボックスの交換修理その2


女性に誘われ、12月24日のクリスマス・イブの日に、雪景色の軽井沢で一日を過ごしてきました。

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といえば聞こえはいいのですが、実際には、ロマンチックな情景とは程遠く、埃の舞う小屋裏で一日OMソーラーT型ハンドリングの修理依頼を受けて、ファンボックスの交換工事を行ってきました。


ハンドリングファンボックスは、3つのパーツに分解できるT型ハンドリングの中でも、真ん中のパーツです。
各パーツを1辺3箇所計12本の12mmボルトで固定されており、入口側出口側合わせて24本のボルトの脱着が必要となります。

事前に写真を送っていただき、現場の状況を確認しましたが、相当な工事になることが予想できました。

ファンボックスには温水コイルが内蔵されており、その配管が邪魔をしてボルトの脱着の支障になる他、鉄骨造の梁柱やブレースの間の空間に設置されているため、動かすこともままならないことが判明していたからです。

『必要な部分のダクトを一旦切って、コイルを外した後、ハンドリング全体を前後方向に動かしてからファンボックスを外す作業をするしかないな・・・』

行きの高速道路の中では、そんなふうに作業手順を考えながら車を走らせていました。

それ以外にも問題が・・・

現地到着して再確認した後、今度は別の問題が見つかりました。

「点検口からファンボックスが入らない・・・」

ファンボックスは、450mmの立方体の形状をしているため、上下左右にそのサイズが通過できる点検口でないと小屋裏に運ぶことができないのですが、点検口の場所は上部の梁が邪魔をして、スペースが確保ができていなかったのです。

ハンドリングの移動

点検口の問題は後で考えるとして、作業を勧めることにしました。
まずは、ハンドリングを1mほど移動して、ファンボックスの切り離し作業を行える状態にします。
移動をさせるためには、コイルの取り外しと、ダクトの切断作業が必要でした。


水道設備屋さんの協力のもと、コイルを取り外します。コイルには不凍液が入っているため、水抜きを十分にしてから動かします。


次にダクトを切断していきます。一部はダクトフランジを取り外しました。

ハンドリングを移動させることができてようやくファンボックスを取り外し作業に着手できるようになりました。
ファンボックスの周囲のボルトを外していきます。

手が届きにくい箇所のボルトもなんとか外してファンボックスを分離させることができました。

ファンボックスを分解する

様々な可能性を検討した結果、これはもう「ファンボックスを分解するしかない」という結論に達しました。
ファンボックスの各板金パーツを緊結しているリベットを一旦取り外し、金属板パーツを小屋裏にあげて、小屋裏内部にて再度組み上げる方法です。

屋根裏階下で、ファンボックスを分解しました。

故障したファンボックスを分解する

ファンボックスを組み上げる前に、故障していて、分離させた古いファンボックスを、小屋裏から出さなければなりません。
こちらもまた、同サイズなので、ボックスのままでは点検口を通過することができません。

リベットを外して分解して、金属パーツの状態で運び出しました。

新ファンボックスの再組立

古いファンボックスと入れ替わりに新しいファンボックスを小屋裏に運び入れます。

ネジ止めしながら再組み立てを行います。
その後狭い小屋裏の中で悪戦苦闘しながらなんとか再組み立てを終えることができました。

ハンドリングの再組み立て


ファンボックスを真ん中に入口出口のダンパーボックスを再度接続します。

温水コイルの再組み込み


新しいファンボックスに、温水コイルを戻し、配管を接続しなおします。

ダクトの再接続


最後に作業のために切断していたダクトを再接続して工事は完了です。


今回の軽井沢ファンボックス交換作業を依頼いただいた、シーアークの井元さん。
写真がぶれてしまいましたが、最後の仕上がりをチェックされているところです。

帰り道

帰り道は、施主に教わった道を帰ることにしましたが、ナビに任せてたら旧道に案内されてしまいました。
すっかり暗くなった道を通ると・・・


野生のシカに遭遇・・・

さらに5分後にも正体不明の野生動物が・・・
後で調べるとカモシカでした。

同行していた太陽くんは、タヌキも発見したそうです。

碓氷峠は野生動物の宝庫でした。
普段見れないものが見れてちょっと興奮しながら帰宅しました。

ファンボックスの分解再組立という裏技を駆使した交換作業となりました。

お知らせ

環境創機では、古いOMソーラーのハンドリングの修理を行っております。
製品の交換品の支給の他、出張修理も承っております。

なお、環境創機に修理を依頼する場合には、弊社の判断と責任において、修理をさせていただくことをご了承ください。
また、旧トモス株式会社ならびに環境創機株式会社が(株)OMソーラー協会並びにOM計画(株)(現OMソーラー株式会社)に販売した製品について、弊社が受注した修理の内容の情報は、OMソーラー株式会社との「製品等に関するアフターサービス協定書」に基づき、OMソーラー株式会社に提供させていただきます。

お気軽にお問い合わせいただきたいと思います。