《そよ風》のもたらす省エネルギー

《そよ風》のもたらす省エネルギー

《そよ風》がパッシブデザインにもとづいて考案されたことを説明しました。
では、実際どのぐらいの省エネルギーの効果があるのでしょうか?





《そよ風》を導入した家の1月の典型的な1日の温度グラフです。
青い線は室温を表していますが、朝8時頃の17℃からぐんぐんと上昇し始め、午後2時頃には25℃まで上昇しています。
蓄熱効果もあって、夜0時まで、室温は21℃をキープしています。
グラフは、神奈川県相模原市で実際に《そよ風》を導入された家の温熱環境の記録(そよカルク)から計算した、暖房及び涼風の集熱量です。
1月から12月まで、合計で9.4GJでした。
これは年間光熱費換算で、3.7万円の熱量に相当します。
一方使用する電気代は年間5,000円程度ですので、差し引き年間32,000円程度の光熱費の削減になります。
京都府宇治市でのお湯採り熱量の実測例。
採熱板8列 5寸勾配です。
1年間の貯湯取得熱量の合計 3.7GJ 金額換算で 1.4万円の熱量に相当します。
また、太陽光発電の機能を持った《そよルーフ》を併用することで、エネルギー使用量及び光熱費をさらに削減することも可能です。
《そよ風》で得られる「心地よさ」は、すなわち太陽の恵みを感じながら暮らすことにつながります。
自然との応答を楽しむことができる生活を手に入れることができるのです。
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